検索エンジンの対策についての誤解(SEOのウソ?ホント?)
- 2015.06.08
- WEB制作
たまには仕事と関係ある話でもしようかと思います。
僕は、基本的に中小企業の経営者の方に直接仕事を頂くことが多く、いわゆる業界内で仕事をするよりも、直接お客様と仕事をすることが多いです。もちろん、そういった方々はウェブに関しては素人なもので、SEOとかの知識はあまりありません。なので、今日の記事はそういう人向けです。(基本的にこのブログはそういう方が対象なんですけどね)
日頃、仕事をしていく中で割と誤解されているなぁと思うのが検索エンジン絡み(SEO)に関して。
今回は僕がよく言われるようなことについて、どうなのかを書いていきます。
「毎日クリックすれば検索順位上がるんでしょ?」
これ、どういうわけだか言われること多いです(笑)もともとどこから出た情報なのでしょうか???
それこそ何千人、何万人単位でやればあながちウソとも言い切れないですが、1人2人で一生懸命クリックしても変わりません。そんなことやめてもっと他のことに労力使いましょう(笑)
多くの人にクリックされる→露出が多いかそもそも上位にいる
そもそも多くの人にクリックされる(毎日いっぱいリンクをクリックされる)状況というのは、SNSやニュースサイトなどで拡散される場合や、多くのブログなどでリンクされている状態、すでに検索エンジンで上位表示されている状態です。
仮に検索順位が低い状態であっても、面白い記事を書いてSNSなどで拡散されまくって爆発的にアクセス数が上がれば、Googleに評価され(それだけ価値のある情報として)検索エンジンで上位表示されるでしょう。
短期間で上位表示されるのはそういう希な場合であって、通常はコツコツGoogle様の評価を上げていって上位表示されていきます。
まぁ、一人で数千台の別々の場所からインターネットに繋いでるパソコンを所有していて、その全てのパソコンで検索してクリックしてやれば短期間で順位が上がるかもしれません。(笑)
「キーワードを何か設定すれば上に行くんだよね?」
恐らくこれはHTML(ホームページを表示させる記述の言語)のなかにページのキーワードを設定する書式があるんですが、そのことを言っているのだと思います。
インターネット(PC)が普及しはじめの数十年前では、検索エンジンはこのキーワードに何が書いてあるかを見ていました。
しかし、その後、それを悪用する人が多く現れてから、現在ではGoogle様はそこの記述は無視しています。
僕は今ではホームページを作るときにキーワードの設定を書いてすらいません。
検索順位を上げる特別な設定はありません
Googleは純粋に皆さんがパソコンやスマホで見ているものと同じ状態の情報から(内部的な部分も見てますが)キーワードをデータ化しています。
ページ内容と関係ないところに書かれたアピールは何の意味も無いので、ホームページを見に来た人が見るべき部分で勝負しましょう。
ホームページを公開すれば誰かが見てくれる(検索して出てくる)と思っている
多くの人は、口では言わないですが心のどこかでそうに思っていると思います。
僕はいつも、ホームページ制作を依頼されたときに、「ホームページを作っただけではほとんど見てもらえないですよ。1日にせいぜい2〜3人です。」という話をします。みなさん、理解してくれます。
でも、絶対心のどこかで「そんなことはない。誰か見てくれるだろう。」と思っていると思います。(笑)
実際、ホームページを作って(小規模な10ページ程度のプロフィールサイトでの話)何もしないでアクセスが来ることはありません。
直接お客様とやりとりするお店や小売りのBtoCの業種で1日5〜10人程度。BtoBや一般消費者と関わりの薄い業種であればそれ以下です。
なぜかというと、検索しても検索結果に出てこないからです。
通常、ホームページに来る人の多くは検索エンジン経由です。SNSなどで宣伝すればそこからも来ます。URL(ホームページアドレス)を直接入力したり、QRコードを読み込んで来る人はほぼゼロです。
自分に置き換えて考えてみて下さい。英語のアルファベットを2〜3文字ならともかく、十何文字も入力してホームページなんて見ませんよね?
たまにしか使わないからどこにあるかわからない、QRコード読み取りアプリを探してカメラに写して・・・なんてやらないですよね?
ホームページを探す場合、ほとんどの人はGoogleやYahoo!などで検索をすると思います。
その時に、会社名や営業名で検索する場合、公開直後なら恐らく出てきません。数ヶ月経てば、運が良ければ(というより有名な同じ名前の何かがなければ)1ページ目に出てくるでしょう。
よっぽど珍しい単語でなければ、通常は、会社名、営業名の検索でもトップに出るまで数ヶ月〜数年かかります。なので、具体的な名前でなく、サービス業種などの曖昧なキーワードで検索しても、よっぽど複数のキーワードで絞り込まない限り絶対に最初の方になんて出てきません。
そうなると1日数名のアクセスしか来ないことがわかるでしょうか。
逆の言い方をすれば、1日数人程度の需要しかないホームページを検索エンジンは有用なホームページと判断してくれないので、上位にあげてくれないのです。
もちろん、ここでの話は「ホームページを作って、その後は何もしない場合」です。
では、少しでも検索結果を上位にあげて行くには(アクセス数を上げるには)どうすれば良いか、次回書いていこうと思います。
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